京王線多磨霊園駅の北東、徒歩8分。鎌倉時代末期の正慶2年(1333年)、上野国碓氷郡八幡より武蔵国府に遷座したと伝えられている。本地仏に、上州八幡の庄などの地名の弘長元年(1261年)の銘が残されている。 正平11年(1356年)、武蔵守新田義宗が社殿を再建したが、承応2年(1653年)、多摩川の洪水で社地が流失したため、現在地に遷座した。上染屋村の鎮守社であったと言われ、明治8年(1875年)村社に列格したと伝えられている。 古い歴史があるが、ふだんは参拝する人も少なく、境内は静けさに包まれている。