JR青梅線中神駅の南西、徒歩20分。奥多摩街道に面している。創建の時期は明らかではないが、鎌倉時代のものとされる板碑が残されていることから、そのころの創建と推定されている。 山門を入ると正面に本堂があり、境内にはほかに薬師堂や鐘楼がある。山門は享保10年(1725年)の建立、本堂は火災で焼失後の元禄14年(1701年)に再建されたもので、どちらも長い歴史を刻んでいる。 本堂前には「かんかん石」と呼ばれる墓碑があることで知られている。これは宮沢村の領主であった鎌田孫左衛門の墓碑で、たたくとカンカンという金属音が出ることから「かんかん石」と呼ばれるようになった。