JR横浜線淵野辺駅の北棟、徒歩18分。矢部八幡宮とも書く。推古天皇の24年(616年)、京都の石清水八幡宮より勧請して創建されたと伝えられる古社。康平5年(1062年)には源義家が先勝を祈願したなど、数々の伝承がある。 境内は細長く、一の鳥居をくぐると木立の中を参道が長く延びていてその先に二の鳥居がある。その奥右に鐘楼、左に神楽殿があり、随神門をくぐった先に拝殿と本殿がある。本殿と随神門は江戸時代中期の建築と推定されており、堂々とした構えの随神門は町田市の有形文化財に指定されており、なかなか見ごたえがある。 また、大祭や例祭の時に行われる矢部八幡宮獅子舞は戦国時代に始められたと伝えられ、市の無形民俗文化財に指定されている。