小田急小田原線鶴川駅の北西、バスで岩子山下車徒歩1分。聖武天皇のころ(724〜749年)、僧行基の開創と伝えられる古刹。天正年間(1573〜1592年)に僧恵満が再興したと伝えられる。 山門を入ると正面に端正で美しい本堂があり、左手の池の中島に弁天堂、さらに本堂の裏手の石段を登ったところに奥の院がある。現在の本堂は昭和47年(1972年)の建立。天保5年(1834年)四国より流れ着いたとされる修行大師像を安置し、弁天堂には弁財天像、奥の院には十一面観世音と文殊菩薩を安置している。 奥の院は高い場所にあり、南側の眺望がよい。