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母娘遍路像(→拡大写真

国立ハンセン病資料館

 西武池袋線秋津駅の南、徒歩20分。平成5年(1993年)に「高松宮記念ハンセン病資料館」として多磨全生園に隣接して開館したのが始まり。平成19年(2007)に現在名に改称して再開館した。
  ハンセン病はかつて「らい病」と呼ばれ、無知と偏見によって患者たちが差別されてきた歴史を持つが、その名誉回復とハンセン病に対する正しい知識の普及啓発を目的にしている。
  展示室は明るく清潔でゆったりした資料館の2階にあり、ハンセン病患者たちに対する差別の歴史をていねいに紹介している。とくに目を奪われるのは忠実に再現された隔離施設(療養所)の内部の様子である。患者たちの様子がリアルな等身大の姿で再現されており、それぞれの表情から生きる喜びや楽しみが感じられない光景は、見学者に強烈な印象を与えるだろう。
 館の前には、病気を知られず、迫害から家族を守るために遍路にならざるを得なかった苦難の時代を象徴する「母娘遍路像」がある。

Address 東京都東村山市青葉町4-1-13
Phone 042-396-2909
URL http://www.hansen-dis.jp/
Access JR新秋津駅・西武池袋線秋津駅から徒歩20分、西武池袋線清瀬駅南口から久米川駅行きまたは所沢駅東口行きバスで約10分、「ハンセン病資料館」下車すぐ
Open 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
Close 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、国民の祝日の翌日、館内整理日
Fee 無料
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