JR西国分寺駅の南東、徒歩15分。「おたかの道湧水園」の入り口に建っている。建物は江戸時代末期の建築で、木造2階建て寄棟造り。代々国分寺村の名主であった本多家の屋敷の入り口にあった門で、同家の分家で村医・書家であった本多雖軒(すいけん)がここを居宅兼診療所としていた。 大正時代以降は養蚕も行われていた。内部は居室と物置を合わせた建物で、平成27年から29年にかけて、保存修理工事が行われた。内部を見学することができる。 また、屋敷地の西側には宝永5年(1708年)の創建とされる倉があり、長屋門とともに国分寺市の重要有形文化財に指定されている。