JR谷保駅の南西、徒歩15分。青柳段丘崖に位置する城山(じょうやま)は中世の館跡で、こんもりと雑木林が繁る約15,000uの緑地は「三田氏館跡」として東京都の旧跡に指定されており、昭和50年(1975年)には「東京都歴史環境保全地域」 に指定された。 大正13年の『谷保郷土史』では城主を三田県主貞盛(あがたぬしさだもり)としており、現在も保全地域の中心の区域は三田氏の私有地のため立ち入ることはできないが、鬱蒼と木々が茂る私有地の外の区域には散策道が整備されており、段丘崖下にある城山公園へと続いている。 また、この城山歴史環境保全地域と立川市の矢川緑地保全地域を通り、南武線谷保駅と矢川駅を結ぶ散策コース「矢川・青柳コースせせらぎのみち」が設定されている。