JR青梅線福生駅の北西、徒歩20分。福生市の北西端、羽村市との境界に近い奥多摩街道沿いにある。 創建の年代などは明らかではないが、真言宗醍醐寺三宝院派の修験寺で、文久3年(1863年)に桑林寺(茨城県)から蚕の神の蚕影山を勧請し、蚕影山永昌院として養蚕業に携わる多数の信者がいたと言われる。 境内は広くはないが、龍が巻き付いた塔や大釜、馬やたぬきの像、地蔵などがあり、不思議な雰囲気がある。 また、寺では嘉元2年(1304年)の銘がある板碑を保存しており、福生市内では最も古い板碑として市の有形民俗文化財に指定されている。