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京王線聖蹟桜ヶ丘駅の北西、徒歩7分。創建の時期は明らかではないが、武蔵国の一宮として「一宮大明神」と呼ばれていた古社。 西と南に二つの門があり、西の門を入ると豪勢な随神門がある。境内は広く正面に色鮮やかな朱塗りの拝殿と本殿が建ち、無人の神社だが堂々とした構えを見せている。 多摩川をはさんで対岸の府中市にも小野神社があり、多摩川の氾濫にともなって遷座を繰り返した結果2社になったのではないかという説が有力であるが、明らかではない。 神社には鎌倉時代末期に奉納されたといわれる木像随身倚像が保存されており、都の有形文化財に指定されている。 →小野神社(府中市)