京王相模原線稲城駅の南方、バスで台原下車徒歩約10分。稲城市の南部の平尾地区のかつて稲城第八小学校だった校舎を再利用した複合施設「ふれんど平尾」の2階にある。 元は教室だった2部屋を郷土資料室とし、稲城市の歩みを旧石器時代から現代に至るまで実物の資料を中心にして展示している。自然、歴史、民俗の各分野がさらに細かいテーマに分けられており、武蔵国国分寺建立の際に焼かれた瓦の窯の復元模型なども展示されている。 各展示物には持ち帰ることができるていねいな説明の「文化財ノート」というパンフレットが置かれていて、じっくり資料について学ぶことができる。手作りの資料館といった感じだが、郷土の歴史を後世に伝えようとする熱意が伝わってくる。