JR羽村駅の西方、徒歩25分。多摩川の左岸にある。参道は東側からと南側からの二つ。南参道は多摩川河畔に長く延びていて、奥まったところに鳥居があり、崖の上に拝殿と本殿がある。 推古天皇9年(601年)の創建と伝えられる古社。平将門や藤原秀郷らが社殿を造営したという記録が残されており、その後も小田原北条氏や徳川家康、家光、綱吉、吉宗などの尊崇を受けたと伝えられる。 本殿は覆屋の社殿内にあり、延宝4年(1676年)の建築とされ、江戸時代の神社建築様式を伝える貴重なものとして都の有形文化財に指定されている。また神社では羽村市の有形民俗文化財に指定されている神輿を保存している。境内には藤原秀郷お手植えと伝えられるシイの巨木があり、都の天然記念物に指定されている。 交通の便がよくないうえ、道順もわかりにくいところにあるが、見ごたえがある。
JR青梅線羽村駅または小作駅から徒歩25分