JR武蔵引田駅の北、徒歩25分。創建の年代は明らかではないが、日本武尊が東征の時、立ち寄ったという伝説が残る古社。かつては春日大明神という名称であったが、明治になって現在名に改称した。 毎年9月29日前後の土・日曜日に例大祭が行われ、特に日曜日に奉納される「鳳凰の舞」が有名。雨乞い・悪疫退散祈願の舞いとして古くから伝わり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。この鳳凰の舞いは10人の若者たちによって演じられるもので、太鼓と掛け声に特徴がある。この日はこのほかに子どもたちによる「奴の舞」も演じられる。 社殿はこぢんまりとしており、ふだんは訪れる人もほとんどなく、静かなたたずまいをみせている。