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五社神社

 檜原村から奥多摩湖に至る都道206号線の途中、人里・上平地区の道路脇に一の鳥居があり、そこから約500段の長い石段を登った奥にこぢんまりとした社殿が建つ。創建の年代は明らかではないが風土記に五大尊社と記されている古社。明治15年(1882年)に現在名称となった。
 不動明王のほか降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王がそろっている全国でも数少ない神社とされ、神社には、平安時代前期の作と推測される木彫り・等身大の仏像6躯が保存されている。この中の木造蔵王権現立像と木造不動明王立像は東京都の有形文化財に、ほかの4躯は檜原村の有形文化財に指定されている。
 毎年9月の第3土曜・日曜の例祭日には、天明元年(1781年)ごろに始められたと伝えられる「人里の獅子舞」が旧南秋川小中学校兼用の校庭で演じられて奉納される。
 このような山の奥深いところに先人たちが残した遺産を目の当たりにすると畏敬の念を抱かざるをえない。

(注)「人里」は「へんぼり」と読む。東京の難読地名のひとつ。

Address 東京都西多摩郡檜原村人里2013
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Access JR五日市線武蔵五日市駅から数馬行きバスで約50分、西川橋下車徒歩15分
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