JR奥多摩駅の西方、バスで約25分。昭和32年(1957年)小河内ダムの建設によってできた奥多摩湖の中ほどに突き出た半島の山頂にある。 人造湖の誕生によって湖底に沈んだ旧小河内村の金御岳神社など9社11祭神を合祀した神社で、小河内地区の鎮守神としてまた首都用水の守り神として創建された。ふだんは訪れる人も少なく鉄筋コンクリート造りの社殿が静かなたたずまいを見せている。 毎年9月の例大祭には境内で郷土芸能の鹿島踊りが奉納される。これは若い男性たちが女装して踊る小河内独特のもので、国の無形民俗文化財に指定されている。