茶と海苔の名店
山本山ふじヱ茶房


　
　 山本山は元禄3年（1690年）の創業という古い歴史があり、老舗中の老舗と言ってもいいでしょう。はじめは紙や茶を扱っていて、玉露をつくり出したお店としても有名です。
　 海苔も販売するようになったのは昭和22年（1947年）からですが、現在は東京のお茶の名店とであるとともに海苔の名店としても知られています。以前は日本橋高島屋の裏手にありましたが、平成30年（2018年）に、日本橋高島屋S.C.の中央通りに面した一角に販売と喫茶からなる「ふじヱ茶房」をオープンして移りました。お店は日本橋高島屋S.C.のビル内にあるのですが、山本山の固有の区画となっていて、高島屋の館内からは入れません。
　モダンでスタイリッシュな店内は明るく清潔。茶房と売店からなり、売店ではいろいろな詰め合わせのお茶と海苔が並んでいます。茶房はテーブル席とカウンター席があり、日本各地から厳選したお茶のほかに山本山の海苔を使った特製の「海苔めん」や「海苔にぎり巻き」などの食事もいただけます。アフタヌーンティー「茶菓講」はお茶二種と菓子十種、海苔にぎり巻き三貫、香の物三種の豪華さで人気があります。お茶請けは日本橋長門の季節の和菓子です。