地下鉄九段下駅の南、徒歩5分。江戸城北の丸(現在の北の丸公園)の東門。牛ヶ淵と清水濠を分かつ長い土橋の先にあり、高麗門と櫓門からなる枡形門。 創建年代は明らかではないが、寛永元(1624年)年、安芸広島藩主浅野長晟により改築され、明暦3年(1657年)、明暦の大火(振袖火事)で焼失後、万治元年(1658年)に再建された。現在の城門は昭和時代に一部修理されてはいるが、この時のもの。桜田門、田安門とともに国の重要文化財に指定されている。 枡形門を通ると、石で土止めしたゆるやかな坂が続き、ほかの城門とは違って当時の面影を残している。坂を登ると北の丸公園に入る。