西武新宿線下落合駅の北、徒歩10分。新宿区立佐伯公園の中にある。佐伯祐三のアトリエだった建物を整備して新宿区が平成22年(2010年)4月に開館した。 佐伯祐三は東京美術学校を卒業後、フランスに渡ってパリの街の風景を描き、帰国後は連作「下落合風景」の制作に意欲的に取り組んだ。その後、再びフランスに渡って描き続けたが、30歳の若さでパリで病没した。 アトリエは三角屋根の特徴のある建物で、建物の北側には明かりを取り入れるためのガラス窓が壁いちめんといっていいほど取り付けられている。アトリエの中は展示室になっていて祐三の年譜や作品の写真パネルなどを展示している。 また、隣接する小部屋の展示室では画家としても活躍した米子夫人の作品や画業がパネルで紹介されている。