地下鉄千代田線湯島駅の西,徒歩2分。湯島天神からだと天神石坂(天神男坂)の急な石段を下ったところにある。 もともとは湯島天神の別当寺であった喜見院の宝珠弁財天堂と称され、元禄7年(1694年)の開創。喜見院は明治維新の際の神仏分離令で廃寺となったが、弁財天堂は寺名を現在の「心城院」と改め、単独の寺院となった。 寺域はこぢんまりとしているが、境内には、江戸名水のひとつである「柳の井」があることから、「柳井堂」とも称される。また、境内には由緒ある放生池や水琴窟などがある。 寺は泉鏡花や平岩弓枝などの作品に登場することでも知られている。